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俺の隣にいればいい
第1章 偶然とはいえ…

個室に入りベルトを外しチャックを下ろす。

気ばかり急いて、それだけの動作がもどかしく感じいつも以上に時間が掛かってしまった。

やっと解放された門倉の陰茎は硬く、先走りを見せるほど勃起している。


「あぁ……はぁっ……んんっ!」


脳裏に浮かぶ先程の光景。

隣人の大きく反った陰茎が目に焼き付いて
離れない。

忘れようとすればするほど、鮮明に思い浮かび式部の前だというのにどんどん興奮していった。

話を早く切り上げてしまった本当の理由は
これだった。

手の中でどんどん大きくなる自分自身。それに合わせ動きも早くなり、腰も揺れる。


「ふっ……ぅあ、イキそ…っ」


あれで思いっきり突かれたら…

そう想像した瞬間、門倉の手の中に熱いものが広がった。


「はぁ、はぁ……いくら久しぶりに他人のモノ見たからって、ないよなぁ、オレ」


吐き出された欲望は、自己嫌悪となって襲ってきた。虚しさにかられながらの後処理ほど、情けないものはない。


「……ごめんな、アキ」


こんな時ほど思い出す心配してくれた式部の顔。とぼとぼと家路に着く門倉の背中には『反省』という言葉が見えていたらしい。


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