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私は犬
第15章 初体験*

「いいか、よく聞け。10分でこれを飲め。」
「残りには、今は手をつけるなよ。冷蔵庫にでもしまっておけ。分かった?」
「わかったわ。」
「よし。いい子だ。風呂借りるぞ。」
そう言って、その場を離れた。
コブレットに注がれた薄いルビー色のワインが、甘い香りを放ちながら5角形のコブレットを彩る。1口含むと懐かしい味がした。
このコブレットは、ある角度から見るとエッチングが重なって、中にお星さまが見えるのよ。誰も知らない私たちだけの秘密だけど。
自分たちが思いつきで手掛けた品が、きちんと世界に流通していたのだと。音羽さんがこのコブレットを持っているのを見て、そう確信できて。あの瞬間、胸の中になんとも云えない感動が広がった…。
音羽さんがこの秘密のお星さまの存在を知ったら、きっと驚くわね。
ん???音羽さんと言えば?彼が向かった先は……。まあ大変っ!!
大急ぎでワインを全て飲み干して、駆け付けると…
上半身裸の音羽さんが、私がさっき干した下着を洗濯ハンガーごと持ちながら、バスルームから出てきたところで。
「お前、凄いの着けてんな。」とニヤニヤしながら。それを手渡された……。
ああ…。間に合わなかった………。
「残りには、今は手をつけるなよ。冷蔵庫にでもしまっておけ。分かった?」
「わかったわ。」
「よし。いい子だ。風呂借りるぞ。」
そう言って、その場を離れた。
コブレットに注がれた薄いルビー色のワインが、甘い香りを放ちながら5角形のコブレットを彩る。1口含むと懐かしい味がした。
このコブレットは、ある角度から見るとエッチングが重なって、中にお星さまが見えるのよ。誰も知らない私たちだけの秘密だけど。
自分たちが思いつきで手掛けた品が、きちんと世界に流通していたのだと。音羽さんがこのコブレットを持っているのを見て、そう確信できて。あの瞬間、胸の中になんとも云えない感動が広がった…。
音羽さんがこの秘密のお星さまの存在を知ったら、きっと驚くわね。
ん???音羽さんと言えば?彼が向かった先は……。まあ大変っ!!
大急ぎでワインを全て飲み干して、駆け付けると…
上半身裸の音羽さんが、私がさっき干した下着を洗濯ハンガーごと持ちながら、バスルームから出てきたところで。
「お前、凄いの着けてんな。」とニヤニヤしながら。それを手渡された……。
ああ…。間に合わなかった………。

