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私は犬
第22章 新しい人
ほらみなさい。彼女はお金が掛かるのよ。お金が無いけど側に居たいからって、条件をのんでも騙されて、裏切られてばかりじゃない。

彼女に誠実さを求めて尽くしても返ってなんかこないのよ。その証拠に、自分が苦しいばかりじゃないの。

高潔な貴方には相応しくないのよ。その女性は。そんなに苦しんで…。見ていられないわ。

苦しんで、諦めて。逃げ出したくなる気持ち、よく分かるわ。なのになんで又、彼女の元へ戻るのよっ。バカっ!謝ってまで側に居たいの?はぁ〜それ、終ってるわ…。

許してくれたからって、もっと好きになってどうするのよっ。お人好しもいい加減にして。

ほらみなさい。どんどん騙されて酷くなってくじゃない。マノン・レスコーの本なんて贈るだけ無駄よ。彼女、お金欲しさにこの後、賭博にまで手を出すんだから。

我が儘し過ぎてパトロンがみんな居なくなって。お金が無くなって貴方1人しか居なくなって。彼女ったら、仕方無く貴方に頼っているだけじゃないの。

今さら宝石を売っても遅いのよ。あなたと居るから、彼の評判がどんどん堕ちて。ご家族まで心配し出して。縁談まで危うくなって。御父様とまで大喧嘩するのよ。
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