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私は犬
第7章 お仕事です②
次いで薬剤を塗布され、指先を覆われていると
「あーんして」と近藤さんの声がして、言われるがままに開けた口にストローが入り込んできた。
「スペシャルスムージーよ。ちゃんと飲んで。お肌にいいから、全部飲むのよ。」
近藤さんて、なんだかお母さまみたいだわ。でも、これ、とっても不味い……。と思っていると
「せっかく作ってあげたんだからそんな顔しないで。でも、気持ちは分かるわ。あたし絶対に飲みたくないもの。そんな不味いモノ。」
………。そう言われて顔が固まってしまうのはどうしてかしら。。
「近藤さん、どうしましょう?」ネイリストさんの声がして、いつの間にか爪先からは覆いが外され、ジェルはすっかり落とされている。
「そうねぇ…。とりあえずアレね。磨いてちょうだい。」
近藤さんの指示を受けて、ネイリストさんが爪を磨き始めた。
「ですよね。真子さん爪が薄いから、あまりお勧めしたくないんですけどね。しないよりはマシだと思います。」
私抜きで私の事が語られているのを聞いているのは、なんだかとても変な気分だわ。
そう思いながら、黙って2人の会話を聞き続けた。他にどうすればいいかなんて、分からないんだもの。
「あーんして」と近藤さんの声がして、言われるがままに開けた口にストローが入り込んできた。
「スペシャルスムージーよ。ちゃんと飲んで。お肌にいいから、全部飲むのよ。」
近藤さんて、なんだかお母さまみたいだわ。でも、これ、とっても不味い……。と思っていると
「せっかく作ってあげたんだからそんな顔しないで。でも、気持ちは分かるわ。あたし絶対に飲みたくないもの。そんな不味いモノ。」
………。そう言われて顔が固まってしまうのはどうしてかしら。。
「近藤さん、どうしましょう?」ネイリストさんの声がして、いつの間にか爪先からは覆いが外され、ジェルはすっかり落とされている。
「そうねぇ…。とりあえずアレね。磨いてちょうだい。」
近藤さんの指示を受けて、ネイリストさんが爪を磨き始めた。
「ですよね。真子さん爪が薄いから、あまりお勧めしたくないんですけどね。しないよりはマシだと思います。」
私抜きで私の事が語られているのを聞いているのは、なんだかとても変な気分だわ。
そう思いながら、黙って2人の会話を聞き続けた。他にどうすればいいかなんて、分からないんだもの。