この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は犬
第29章 諦めろ*
目を開くと朝だった。寝室の窓の隙間から、さしこむ薄明かりが目に眩しい。
身体を見ると、素肌に白いローブを直接まとっている。手首の拘束は解かれ、代わりに薄く赤い縄痕が残されていた。横に有史さんの姿は無い。
ベッドから立ち上がろうと、床に足を着けたとたん、ガクッと膝から崩れ落ちて床に転がった。これ…知ってる…。
床に転がったまま、股を割って股関節のストレッチをする。5分ほど続けると強張りが解れて、何とか力が入るようになった。
ゆっくりお風呂に入りたい…。そう思ってバスルームへ向かう。途中、書斎をのぞいてみると、有史さんが机に向かって仕事をしていた。
「…おはよう。私…お風呂に入るから。」
声が掠れて上手に出てこない。……昨夜、叫びすぎたのかもしれない。
バスルームで準備をしていると、有史さんがやってきた。
「入れてやる…。」
ぶっきらぼうにそう言って、ローブを脱がせてくれた。有史さんは、剥き出しになったおっぱいを、じっと見たまま視線を外さない。どうしたのだろう?
「痛むか?」
そう言われて、手が延ばされたおっぱいに目をやると。一面に青と赤のたくさんの歯形が広がっていた。
身体を見ると、素肌に白いローブを直接まとっている。手首の拘束は解かれ、代わりに薄く赤い縄痕が残されていた。横に有史さんの姿は無い。
ベッドから立ち上がろうと、床に足を着けたとたん、ガクッと膝から崩れ落ちて床に転がった。これ…知ってる…。
床に転がったまま、股を割って股関節のストレッチをする。5分ほど続けると強張りが解れて、何とか力が入るようになった。
ゆっくりお風呂に入りたい…。そう思ってバスルームへ向かう。途中、書斎をのぞいてみると、有史さんが机に向かって仕事をしていた。
「…おはよう。私…お風呂に入るから。」
声が掠れて上手に出てこない。……昨夜、叫びすぎたのかもしれない。
バスルームで準備をしていると、有史さんがやってきた。
「入れてやる…。」
ぶっきらぼうにそう言って、ローブを脱がせてくれた。有史さんは、剥き出しになったおっぱいを、じっと見たまま視線を外さない。どうしたのだろう?
「痛むか?」
そう言われて、手が延ばされたおっぱいに目をやると。一面に青と赤のたくさんの歯形が広がっていた。