この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は犬
第8章 お仕事です③
始業30分前にオフィスへ行くと、渡辺さんは既にパソコンに向かって作業をしていた。
「おはようございます。」
と告げると、じっと顔を見つめられた。
「ハーっっ」
???
大きなため息が聞こえたので、何だろう?と顔を向けると
「九宝さん、ちょっといい?」と名前を呼ばれた。
「何でしょう?」
「あなたねぇ、新人が先輩より遅く来るなんて、一体何様のつもり?」
昨日、同じ時間に出社した時には渡辺さんは来てなかったのに、急にどうしたのかしら?
「それに、そのメイク。何にも分かってないのね。これだからFランは。」
えーと。とりあえず、朝何時に出社して何をすべきか聞くべきかしら?それから、メイクの何処が悪いのか教えて頂いいて。
「なあにその髪型。外見はご立派だけど中身がFランじゃあねぇ…。」
「申し訳ございません。」
と頭を下げると
「爪」
と低い声で指摘された。爪にはオイル以外何もつけていない。そう告げると、
「だーかーらー。そういう爪は仕事する爪じゃないって言ってんの。意味分かんない?」
申し訳ございませんが、仰る意味が、さっぱり、全く、全然、ちっとも分かりません…。
「おはようございます。」
と告げると、じっと顔を見つめられた。
「ハーっっ」
???
大きなため息が聞こえたので、何だろう?と顔を向けると
「九宝さん、ちょっといい?」と名前を呼ばれた。
「何でしょう?」
「あなたねぇ、新人が先輩より遅く来るなんて、一体何様のつもり?」
昨日、同じ時間に出社した時には渡辺さんは来てなかったのに、急にどうしたのかしら?
「それに、そのメイク。何にも分かってないのね。これだからFランは。」
えーと。とりあえず、朝何時に出社して何をすべきか聞くべきかしら?それから、メイクの何処が悪いのか教えて頂いいて。
「なあにその髪型。外見はご立派だけど中身がFランじゃあねぇ…。」
「申し訳ございません。」
と頭を下げると
「爪」
と低い声で指摘された。爪にはオイル以外何もつけていない。そう告げると、
「だーかーらー。そういう爪は仕事する爪じゃないって言ってんの。意味分かんない?」
申し訳ございませんが、仰る意味が、さっぱり、全く、全然、ちっとも分かりません…。