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私は犬
第31章 私の事情②
「剛ちゃん、私、これから何するの?」
「あんた…。忘れちゃったの?頭弱いと思ってたけど極弱ね…。今日は孝徳さんに同伴でしょ。しっかりしなさい。」
ああ、あれね…。いつもの露払い。
「気合い入れて顔作るわよ。首動かさないでっ。ちゃんと女狐、蹴散らかして来るのよっ!」
いつも、蹴飛ばされるのは私の方なんだけどね…。
剛ちゃんが顔を弄ると、笑っちゃうほど別人になれる。ここまでくると、特殊メイクだ。
「相変わらず凄いわ。師匠の白鳥先生もこうなの?」
「そうよ。あの妖怪婆さん、男の趣味は三流だけど、ハリウッド仕込みだからメイクの腕は一流よ。」
自分の師匠に何て事を…。もしかして、剛ちゃんもハリウッドとか行きたいのかな…。
「出来たわっ!わたしってばファビュラスでヘブンリーでピースフル!」
うん。ファビュラスだね…。ドレスがカーテンみたいな生地でなけりゃ、もっと素敵なのに…。
「ねぇ、このドレス、生地薄くない?カーテンよりまだ薄いわ…。」
「わたしが選んだエリーサーブのドレスが気に入らないなら、今日は裸で行きなさい。」
「気に入らなくない…。」
裸なんて絶対に嫌っ。足が透けるくらい我慢しよう…。
「あんた…。忘れちゃったの?頭弱いと思ってたけど極弱ね…。今日は孝徳さんに同伴でしょ。しっかりしなさい。」
ああ、あれね…。いつもの露払い。
「気合い入れて顔作るわよ。首動かさないでっ。ちゃんと女狐、蹴散らかして来るのよっ!」
いつも、蹴飛ばされるのは私の方なんだけどね…。
剛ちゃんが顔を弄ると、笑っちゃうほど別人になれる。ここまでくると、特殊メイクだ。
「相変わらず凄いわ。師匠の白鳥先生もこうなの?」
「そうよ。あの妖怪婆さん、男の趣味は三流だけど、ハリウッド仕込みだからメイクの腕は一流よ。」
自分の師匠に何て事を…。もしかして、剛ちゃんもハリウッドとか行きたいのかな…。
「出来たわっ!わたしってばファビュラスでヘブンリーでピースフル!」
うん。ファビュラスだね…。ドレスがカーテンみたいな生地でなけりゃ、もっと素敵なのに…。
「ねぇ、このドレス、生地薄くない?カーテンよりまだ薄いわ…。」
「わたしが選んだエリーサーブのドレスが気に入らないなら、今日は裸で行きなさい。」
「気に入らなくない…。」
裸なんて絶対に嫌っ。足が透けるくらい我慢しよう…。