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私は犬
第31章 私の事情②
孝徳さんが、ご褒美にホテルのスパを予約してくれていた。6ハンドで全身みっちり揉んで頂いて、家出した魂がやっと戻ってきた。施術があまりに気持ち良くて、うとうとしてしまう。目を覚ました時には、既に2時間経っていた…。
サロンの施術ベッドには、魔物が潜んでいるに違いない。無詠唱でラリホーをかけて来るなんて卑怯だわ…。おかげで堪能しそびれちゃった。
剛ちゃんは、今日はここの、着替えに使ったお部屋に泊まるんだって言ってた。
『スイートを着替えにしか使わないなんてっ!そんな勿体ない事許せないわっ!』と言ってたけど、スイートにも種類があるから、たいしたお部屋じゃないと思うけど、いいのかな?
吉田さんに車で送って頂く。吉田さんは、マンションのエレベーターの前まで丁寧に送って下さった。夜中の11時近いのに、申し訳ない。
部屋に帰ると、当たり前だけど誰も居なかった…。明日の予定も何も無い…。
キッチンに行って、お気に入りの白いカップにカモミールのティーバッグを入れて、お湯を注いだ。
最近は、有史さんと一緒に居たから、時間をもて余す事も無くて…。すっかり、1人の過ごし方を忘れてしまった気がする。
契約が終わったら、ずっとこんな日が続くんだ。1人で寝て、食事を摂って、週末も1人ぽっち…。
サロンの施術ベッドには、魔物が潜んでいるに違いない。無詠唱でラリホーをかけて来るなんて卑怯だわ…。おかげで堪能しそびれちゃった。
剛ちゃんは、今日はここの、着替えに使ったお部屋に泊まるんだって言ってた。
『スイートを着替えにしか使わないなんてっ!そんな勿体ない事許せないわっ!』と言ってたけど、スイートにも種類があるから、たいしたお部屋じゃないと思うけど、いいのかな?
吉田さんに車で送って頂く。吉田さんは、マンションのエレベーターの前まで丁寧に送って下さった。夜中の11時近いのに、申し訳ない。
部屋に帰ると、当たり前だけど誰も居なかった…。明日の予定も何も無い…。
キッチンに行って、お気に入りの白いカップにカモミールのティーバッグを入れて、お湯を注いだ。
最近は、有史さんと一緒に居たから、時間をもて余す事も無くて…。すっかり、1人の過ごし方を忘れてしまった気がする。
契約が終わったら、ずっとこんな日が続くんだ。1人で寝て、食事を摂って、週末も1人ぽっち…。