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私は犬
第9章 お仕事です④
出社したばかりの渡辺さんに、個人的な用事を頼まれる事も増えた。
昨日は、「伝線したからストッキング買ってきて。私は急いで仕上げなくちゃならない仕事があるから。
九宝さんに任せられたら自分で行くんだけど。新人だから無理でしょ。」
と言われて、近所のコンビニまで走った。代金は月末にまとめて払って下さるそうだ。
けれど、先月末に請求したら、今、細かいお金持ってないから後で払う。と言われて。そのままずっと忘れてしいるみたい。
なので、今月末に、まとめて頂こうと思う。
人の気配がしたので顔を上げると、川中さんが来たところだった。
「おはようございます。」
と声を掛けると、聞き取りにくい小さな声で「おはよう」と言われて目を逸らされてしまった。
最近、前は普通に挨拶してくれていた方に、こういう対応をされる事が増えた気がする。
なんでかしら?
「九宝さん、ちょっといい?」いつの間にか渡辺さんが出社していて、いつものように呼ばれた
「おはようございます。」
渡辺さんの横に立ち、そう挨拶するものの、なぜか挨拶を返された事は無い。
「下のスタバ行ってコーヒー買ってきて。」
昨日は、「伝線したからストッキング買ってきて。私は急いで仕上げなくちゃならない仕事があるから。
九宝さんに任せられたら自分で行くんだけど。新人だから無理でしょ。」
と言われて、近所のコンビニまで走った。代金は月末にまとめて払って下さるそうだ。
けれど、先月末に請求したら、今、細かいお金持ってないから後で払う。と言われて。そのままずっと忘れてしいるみたい。
なので、今月末に、まとめて頂こうと思う。
人の気配がしたので顔を上げると、川中さんが来たところだった。
「おはようございます。」
と声を掛けると、聞き取りにくい小さな声で「おはよう」と言われて目を逸らされてしまった。
最近、前は普通に挨拶してくれていた方に、こういう対応をされる事が増えた気がする。
なんでかしら?
「九宝さん、ちょっといい?」いつの間にか渡辺さんが出社していて、いつものように呼ばれた
「おはようございます。」
渡辺さんの横に立ち、そう挨拶するものの、なぜか挨拶を返された事は無い。
「下のスタバ行ってコーヒー買ってきて。」