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私は犬
第9章 お仕事です④

「いつものソイラテ、グランデで宜しいですか?」
と確認すると、小さく頷いた。けれど口から返事を聞くまでは了承した訳ではないと、今までのやり取りから学習している。
「ソイラテ、グランデでよろしいでしょうか?」
確認のため、もう一度尋ねると
「いいって言ってんでしょっ!さっさと行けっ!」と怒鳴られた。
席に戻り、ロッカーの鍵を取り出して更衣室に急ぎ、コートを羽織ってスタバへと急ぐ。だってスタバ迄ははちょっと距離があるんだもの。
それに、「制服で表を歩くなんて、常識知らなすぎ。どんな育ちをしたのか親の顔が見てみたい。」と、また言われたくなんかないし。
始業開始に間に合わせないと、後で更衣室で捕まって、また怒鳴られてしまう。
何とか時間に間に合わせ、頼まれた品をそっと渡すと
「いつもありがとう。こんな事しなくてもいいのに。」
と、この時だけ唯一優しくなる……。
仕方ないので「いいえ。お気になさらずお召し上がりください。」と。
いつものように答えて席に戻った。
はぁ…。朝から疲れる。何で通勤途中に立ち寄って、自分で買って来ないのだろう。と毎回思う。
と確認すると、小さく頷いた。けれど口から返事を聞くまでは了承した訳ではないと、今までのやり取りから学習している。
「ソイラテ、グランデでよろしいでしょうか?」
確認のため、もう一度尋ねると
「いいって言ってんでしょっ!さっさと行けっ!」と怒鳴られた。
席に戻り、ロッカーの鍵を取り出して更衣室に急ぎ、コートを羽織ってスタバへと急ぐ。だってスタバ迄ははちょっと距離があるんだもの。
それに、「制服で表を歩くなんて、常識知らなすぎ。どんな育ちをしたのか親の顔が見てみたい。」と、また言われたくなんかないし。
始業開始に間に合わせないと、後で更衣室で捕まって、また怒鳴られてしまう。
何とか時間に間に合わせ、頼まれた品をそっと渡すと
「いつもありがとう。こんな事しなくてもいいのに。」
と、この時だけ唯一優しくなる……。
仕方ないので「いいえ。お気になさらずお召し上がりください。」と。
いつものように答えて席に戻った。
はぁ…。朝から疲れる。何で通勤途中に立ち寄って、自分で買って来ないのだろう。と毎回思う。

