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私は犬
第32章 我慢の限界*
別荘に戻って、使い物にならない青い顔の剛ちゃんを回収して、春木さんと共に車に乗り込んでジュネーブへと向かった。
ああ…。どうしても、やり残した事がある。このまま日本へ帰って後悔したくない…。
「途中、ローザンヌの街へ寄って。大切な用事があるの。」
そうそう。この坂を上がってそこを曲がって。
「5分待ってて。」
車から降りて大急ぎで小さな露店でチョコレートアイスを買った。ワッフルコーンで2つ。買い終わって後ろを振り返ると春木さんが立っていた。
「はい。あげる。みんなで食べましょ。」
春木さんにアイスを渡して、露店で新たに買い直す。私の用事はこのチョコレートアイス。これさえ食べられれば、心おきなく日本へ帰れる。
車内へ戻ると、アイスタイムになった。剛ちゃんは二日酔いだから要らないと言うかと思ったけど、受け取ってペロリと平らげた。
このモーヴェンピックのアイス、日本にもあればいいのに…。ハで始まってツで終るアイスより、こっちの方が断然美味しいと思う。
車が動き出すと、街が、湖がどんどん遠くなる。次に来られるのはいつだろう…。私、どおして、ココじゃなくて日本に帰っちゃったんだろう……。
あぁ、そうだった。日本国籍だから日本へ帰るべきだと。あの時はそう思ったんだっけ…。
ああ…。どうしても、やり残した事がある。このまま日本へ帰って後悔したくない…。
「途中、ローザンヌの街へ寄って。大切な用事があるの。」
そうそう。この坂を上がってそこを曲がって。
「5分待ってて。」
車から降りて大急ぎで小さな露店でチョコレートアイスを買った。ワッフルコーンで2つ。買い終わって後ろを振り返ると春木さんが立っていた。
「はい。あげる。みんなで食べましょ。」
春木さんにアイスを渡して、露店で新たに買い直す。私の用事はこのチョコレートアイス。これさえ食べられれば、心おきなく日本へ帰れる。
車内へ戻ると、アイスタイムになった。剛ちゃんは二日酔いだから要らないと言うかと思ったけど、受け取ってペロリと平らげた。
このモーヴェンピックのアイス、日本にもあればいいのに…。ハで始まってツで終るアイスより、こっちの方が断然美味しいと思う。
車が動き出すと、街が、湖がどんどん遠くなる。次に来られるのはいつだろう…。私、どおして、ココじゃなくて日本に帰っちゃったんだろう……。
あぁ、そうだった。日本国籍だから日本へ帰るべきだと。あの時はそう思ったんだっけ…。