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私は犬
第33章 さよなら
手首を掴まれて、パジャマのまま玄関へ連れていかれた。

この展開、この間とそっくり同じだ。今、ここでこのボタンを閉めたら…きっと、もっと意地悪な事をされるだろう…。なのに、分かっているのに口が動いてしまう…。

「…待って…。せめて、ボタンを…閉めたいの…。」

これで有史さんの目付きが、口調が、また激しくなる。そう思った時、お腹の奥がズクリと甘く疼いた。案の定、有史さんは私の身体を扉に押し付けて、顎を強く掴むと、

「…お前、黙って言う事聞けねぇの?」

と、耳元で乱暴に囁いた。その低い声が鼓膜を震わせて、頭の中を舐めるみたいに刺激して、おマンコがジーンと痺れる。

こう扱われる事が、嫌だけど、全然嫌じゃない…。心の中に、2つの相反する感情があって、どっちが本当か分からない…。

「なぁ…。全部脱がして放り出してやろうか?」

ぁぁ…。そんな事をされるのは嫌だけど、そう言われるのは嫌じゃない…。膣の奥から、じゅわ〜っと何かが染み出してくる。有史さんの手が、パジャマの上からおマンコを掴んだ。

「この淫乱マンコ、どうせもう、びしょびしょに濡れてんだろ?」

淫乱…。私、淫乱なの?だから、こんな扱いされて濡れちゃうの?
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