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私は犬
第33章 さよなら
「やりたくないっ…。」
そう言って唇を噛んで目を反らすと、有史さんの手が私の前髪を掴んで、顔を無理矢理、正面に向かせる。唇が触れ合うくらい、顔を近付けると
「そうか。なら、手伝ってやらなきゃな…。」
と言った。そして、大きなベッドのはしっこの枕の裏に手を突っ込んで、赤い縄の束を取り出した。全部枕の裏に隠してあるの?
有史さんが赤い縄の束で身体を撫でまわす。くたくたになった、お気に入りのケットみたいな肌触りの縄が、身体を滑っていく。それが心地良くて、逃げ出したい気持ちが跡形もなく何処かへ消え失せた。
縄で全身を撫で回されて、喉の奥から甘えるような、鼻にかかった吐息が漏れ出すと、有史さんの唇が重ねられ、舌が口の中をまさぐり始めた。
上顎の奥をくすぐられて、腰が小さくなんども跳ねて頭がバカになってしまう。身体中から力が抜けて、有史さんの身体にもたれないと座っていられない。
「手、後ろだ。」
そう言われて、手首を取られ、後ろに回さる。シュッシュと縄が擦れる音と共に、手が後ろで縛られて、おっぱいの上下を縄が這う。ウエストにも縄が回され、折り畳んだ足はハムみたいにぐるぐるまかれて、身体から殆どの自由が奪われた。
「これ、着けてやる。」
そう言って唇を噛んで目を反らすと、有史さんの手が私の前髪を掴んで、顔を無理矢理、正面に向かせる。唇が触れ合うくらい、顔を近付けると
「そうか。なら、手伝ってやらなきゃな…。」
と言った。そして、大きなベッドのはしっこの枕の裏に手を突っ込んで、赤い縄の束を取り出した。全部枕の裏に隠してあるの?
有史さんが赤い縄の束で身体を撫でまわす。くたくたになった、お気に入りのケットみたいな肌触りの縄が、身体を滑っていく。それが心地良くて、逃げ出したい気持ちが跡形もなく何処かへ消え失せた。
縄で全身を撫で回されて、喉の奥から甘えるような、鼻にかかった吐息が漏れ出すと、有史さんの唇が重ねられ、舌が口の中をまさぐり始めた。
上顎の奥をくすぐられて、腰が小さくなんども跳ねて頭がバカになってしまう。身体中から力が抜けて、有史さんの身体にもたれないと座っていられない。
「手、後ろだ。」
そう言われて、手首を取られ、後ろに回さる。シュッシュと縄が擦れる音と共に、手が後ろで縛られて、おっぱいの上下を縄が這う。ウエストにも縄が回され、折り畳んだ足はハムみたいにぐるぐるまかれて、身体から殆どの自由が奪われた。
「これ、着けてやる。」