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第2章 Stage.2

『貴女もデリヘル嬢でありますか？』

「え―-っ？」

女の子は弱冠、電子音気味の声。
どうやら最近、話題のＳＥＸ用ガイノイドのようです。

『数十分で私の何十倍ものお金を稼ぎ出す……羨ましいであります』

そう言って彼女？は別の部屋に入っていきました.



私はこんなんでも恵まれている環境なのでしょうか？

目本で産まれ、人間として産まれ、女として産まれ……

まさか、人生で外人さんに説教され、ロボット女に皮肉られるとは思いもよらなんだ……




事務所に戻ると校長から手渡しで１万５千円を受け取り、印鑑を押します。

確かに半日足らずで１１万５千円を稼いでしまいました。

「どうするの、恭子さん？」

「え……あぁぁ……」

どうやら、在籍するか否かを問われました。

個人的にネックなのは顔出しと中出しです。


私は１回の体験実習で在籍キャストにさせて頂きました。

最低でも３０回余……１年で１０回、我慢すれば、学費はまかなえます。

月で言えば、月1.5回を目安に卒業までバイトすれば４００万円を稼げる計算です。

１デリで１２５.０００円
奨学金４０００.０００円

奨学金÷１デリ＝３２デリ
４年×１２ヶ月÷３２デリ＝1.5回