パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 邂逅

早く、起きないと、と、思った瞬間、追いつかれた。


追っ手は三人だった。


真ん中の男が、ニヤニヤと下卑た笑いを漏らす。

「おやおや、もう足ィ広げて待ってんじゃねぇか。」

起き上がろうとした途端、一人に鎖骨のあたりを踏まれ、動きを封じられる。
もう一人が、頭の側から両肩を抑える。

最後の一人が女に馬乗りになった。

女は覆面をしていた。肩を抑えていた男が、片手を離して覆面に手をかける


女は、覆面の中でニヤリ、と口角を吊り上げた。


そうだ、覆面を、外せ。

外せば私を襲おうなんて気は無くなるはずだ。


けれど。
馬乗りになった男が、下帯に手をかけながら

「ツラなんかどうだっていいじゃねぇか。先にコッチの方拝まして貰おうぜ」

と、着物の合わせを強引に開く。



女はチッと舌打ちした。
追いつかれる前に自分で覆面を外しておかなかったことを悔いたがそれも後の祭り。

万事休す…!

顔を逸らした時。