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ゆずの譲れない物
第14章 ○翌日
「お疲れー」
矢野が当たり前のように酒を片手に入ってくる
「飯、食う?」
「えっ!あるの?」
満面な笑みの矢野は、家庭の味に飢えてやがるからな!
「俺もまだ食べてない」
「は?今帰り?」
「今日、新しい自分を発見したから」
「…は?会話のキャッチボール成立してないし」
「まぁ…空腹より先に欲望を放ったってとこ」
「…なるほど」
寝室の方へ視線を移しながら矢野が納得してくれた
「お前…どうなの?」
ゆずが作ってくれていた夕食を2人分皿にいれながら、矢野と話す
「どうって何が?」
「総務の誰だっけ?ゆずちゃんのことベラベラ話してるヤツ」
「葛西!」
「そーそー!葛西葛西!!」
「あいつ、どうにかして!」
「そんな、権力ない!」
ゆずの料理を次々と口に運び続けている
途中途中に うまい! と笑顔を向けてくる…
「すげー噂じゃん!」
「ウチにも回ってくるからな」
「お前のとこに、新入社員の噂なんて普通、ないもんな」
ガハガハ笑う矢野が心配してくれてるのか、楽しんでるのか分からない
「で?」
「ん?」
「何を言いに来たんだよ」
「同期のエースが心配になってね」
ウインクしてくる…気持ち悪い…
「矢野…気持ち悪い」
「ひどっ!」
「矢野…俺さ、嫉妬するらしいよ」
今日の経緯を行為を抜いてサラッと話す
「…」
「何か言えよ」
「あ、ごめん!お前、本当に片桐港?」
「だよなー俺も思う」
「で?嫉妬で狂って飯も食えないくらいに、彼女をめちゃめちゃにしたってわけ?」
「矢野…お前、全然分かってねーな!」
色気のある瞳で黒い笑顔を見せながら、片桐が俺に分かってないと言う…なにがだよ!
「詳しくは話せないけど…ゆずは、本気でヤバいから」
思い出したようにまた笑う片桐港…
こいつにこんな顔をさせる女…逆に怖いな…
矢野が当たり前のように酒を片手に入ってくる
「飯、食う?」
「えっ!あるの?」
満面な笑みの矢野は、家庭の味に飢えてやがるからな!
「俺もまだ食べてない」
「は?今帰り?」
「今日、新しい自分を発見したから」
「…は?会話のキャッチボール成立してないし」
「まぁ…空腹より先に欲望を放ったってとこ」
「…なるほど」
寝室の方へ視線を移しながら矢野が納得してくれた
「お前…どうなの?」
ゆずが作ってくれていた夕食を2人分皿にいれながら、矢野と話す
「どうって何が?」
「総務の誰だっけ?ゆずちゃんのことベラベラ話してるヤツ」
「葛西!」
「そーそー!葛西葛西!!」
「あいつ、どうにかして!」
「そんな、権力ない!」
ゆずの料理を次々と口に運び続けている
途中途中に うまい! と笑顔を向けてくる…
「すげー噂じゃん!」
「ウチにも回ってくるからな」
「お前のとこに、新入社員の噂なんて普通、ないもんな」
ガハガハ笑う矢野が心配してくれてるのか、楽しんでるのか分からない
「で?」
「ん?」
「何を言いに来たんだよ」
「同期のエースが心配になってね」
ウインクしてくる…気持ち悪い…
「矢野…気持ち悪い」
「ひどっ!」
「矢野…俺さ、嫉妬するらしいよ」
今日の経緯を行為を抜いてサラッと話す
「…」
「何か言えよ」
「あ、ごめん!お前、本当に片桐港?」
「だよなー俺も思う」
「で?嫉妬で狂って飯も食えないくらいに、彼女をめちゃめちゃにしたってわけ?」
「矢野…お前、全然分かってねーな!」
色気のある瞳で黒い笑顔を見せながら、片桐が俺に分かってないと言う…なにがだよ!
「詳しくは話せないけど…ゆずは、本気でヤバいから」
思い出したようにまた笑う片桐港…
こいつにこんな顔をさせる女…逆に怖いな…