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ゆずの譲れない物
第9章 ●準備
慌ただしく引っ越しを終え

2人の生活がスタートする


「ゆずちゃん電話鳴ってる」

バタバタしていて携帯なんてみる余裕もなかった

『すみません手が放せないので誰か見てもらって良いですか?』

「みなみって子みたい」

『あ、えーっと後でかけ直すのでそのままでいいです』

かけ直すと言ったのに港さんは、
料理をする私のすぐ後ろまで来て
通話ボタンを押し耳元に当ててくれる

後ろから片手で抱き寄せられ
片手で携帯を耳元に当ててくれている

何とも恥ずかしい格好にドキドキする

「料理してて良いよ」

『はい…』

料理をしながら、みなみと話すことにした

『もしもし』

「もしもーーし?ゆず!!」

大きな声にびっくりする

『うん!どうしたの?』

「どうしたの?じゃないわよ!昨日から何度も電話してるのに!」

『あーごめん!引っ越しで携帯見てなくて』

「ところで、誰よ!」

『ん?』

「卒業式の王子よ!」

『王子って!』

ついつい港さんを見上げる
みなみは、興奮して声が大きい…港さんも聞こえてるだろうな

「なんで、2人で帰ったのよ?彼氏って王子だったの?」

頭もとから港さんの笑い声が聞こえる

『あの人が彼氏なの』

顔を赤くして彼氏という ゆずちゃん
それだけの発言に
真っ赤になる純粋な子… 


その後すぐ料理が終わり
ソファーで電話するゆずちゃん

時折、恥ずかしい姿を見せながら、俺との話をしていた

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