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みにくいオンナノコ
第8章 ・・・08



目が覚めるとカーテンからこぼれる太陽の光にでさえ少しイラついた



「どうしよう…熱でもあるって言えばいいのかな…」



どんな理由を考えてもヒロの誘いを打破する方法なんか見つからないし、なんせズル休みみたいなことをしたことがないためにいい方法どころか理由が思いつかない


「お母さん…学校行きたくない」


「どうしたの?
珍しいじゃない。いじめられてるの?」


「ある意味いじめられてるんだけど…でも陰湿なものじゃなくて…その…」


「お母さん、学校に電話しようか?」


「いや、嘘。冗談。行くに決まってんじゃん…」




「ならいいんだけど」



ダメだ…
何も考え付かない


ここは正直に言って謝ればきっと許してくれる




うん

そうしよう

無駄に嘘ついて後からバレた方が厄介だ




ちゃんと、ヒロに謝ろう


もしかしたらこの間みたいにまたしないかもしれないし





心の中で自分を励ましながら準備に取り掛かり、とっくに朝礼の過ぎている時間に家を出た


最後まで母は私が学校でいじめに遭ってると思い、心配してくれた
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