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みにくいオンナノコ
第8章 ・・・08
いつものヒロの学校にある部室の前で深呼吸をして扉を開けた
ガラガラ…
「よう、久しぶり。痩せた?」
「久しぶり…何してたの?」
「色々忙しいんだよ、こう見えて」
「ヒロが連絡くれないときってさ、やっぱ彼女とかと一緒にいるの…?」
思い切った質問だと自分でも思った
ヒロは怒ってるのか驚いてるのかよくわからない顔をして私の手を引いた
「彼女なんているわけ…って…あれ?」
ドクンッ…
「何…?」
「お前、このアザ何?」
やっぱり見つかってしまったか
仕方ない
首にもついてたし割とすぐ見えてしまうようなところにつけられていたのだから
「こ、これは…その…ごめんなさい…」
「なんのごめんなさい?
何に謝ってんの?そんでその謝罪の内容は?」
ヒロは私を掴む手を強めた
「その…違う男性にされました…」
「無理矢理?は?」
「いや…無理矢理とかではなくて…」
「何?お前から誘ったわけ?」
たしかにユウマとの件については誘ったのは私の方からだったし、無理矢理襲われたわけでもない
事実、ユウマの部屋には自分の足で向かって行ったのだから