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第11章 ・・・11

本当にヒロと同じ学校に行けるとは思ってなかった


嬉しいようで、気まずいようで…


まさかこんなにも早くまた会えるなんてこれっぽっちも思ってなかった




「偏差値の低い学校なんだし、不良とかばっか来るのかなー」


ユウマとの帰り道ふとその言葉が引っかかった


「だからか…」


「ん？」


「ヒロは、正直全然勉強なんかしてなかったし
学校での態度も悪かったと思う
それなのになんで高校なんか行けるのかと思ったけど…

受験したとこ、結構簡単だったんだよね…」



「俺も、お前も馬鹿だもん」


「そういうことは言わなくていいわよ！」


「大体、お前さー、そのヒロって男とはもう切れたんだろ？」


「まぁ…そうなんだけどね」


「俺、絡まれるのだけはイヤだから」


「別にそんなことはないって」





これからのことを考えると…


あー


なんだかまた悩みが少し増えたような気がする…