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みにくいオンナノコ
第11章 ・・・11
「なんだよその態度…」
ヒロはさっきと違って怖い顔をして私のことを睨んだ
「ふ…普通に考えてこんなとこでいきなりこういうことして…
しかも今までなんの連絡もしてこなかったくせにっ…」
「お前こそなんだよあの男
どうせ前に俺が問い詰めたときの相手あいつだろ?」
「そんなこともう関係ないよ!」
「関係ない?何が関係ねぇんだよ」
「もうヒロのオモチャにはなりたくないっ…」
ダンッ…
ヒロは思い切り私の首を掴んで壁に頭をぶつけた
「いたっ…」
「お前は、今までも、これからも俺だけのオモチャ
誰のものにもぜってーさせないから」
耳元でそう言い放って教室へと戻っていく
私は全然足に力が入らなくてその場に座り込んでしまう
今までヒロのこと忘れようと思ってたわけじゃないけど…久しぶりに会ったことによって正直ヒロへの思いがまたあふれ出してしまった
どうしよう
どうすればいいの…
今までは学校が違ったから特に何も困ることはなかったけど…今度からは同じ学校で同じクラスだ…
何が起こるかもわからない
どうしよう
ユウマにもし何かあったら
そのことで頭がいっぱいで教室でヒロが色々と質問攻めに遭ってるなんて全然知らなかった