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みにくいオンナノコ
第12章 ・・・12
この高校生活
できれば大人しく静かに終わってくれればそれでいい
友達もいらない
誰も私のことなんて本当に構ってくれなくてもいいから
とにかく何事もなく済めばそれでいい
「今日朝からテストでしょ?」
「だっるー」
「あたしもう中学のときのなんて全然覚えてないわ」
「この前まで中学だったくせにー」
ミク達がわいわいやっている中私は教室へと向かった
「お前、もっとミク達と仲良くしろよ」
「なんで無理矢理人と仲良くしなきゃいけないのよ」
「もしかして、カナとかのことでイヤになったってんなら
わからんこともないけどもしあれなら俺も手伝うし…」
「いいわよ、そんな仲介人みたいなことしてくれなくても
あんたはあんたで男子の友達ちゃんと作りなよ」
「既にもう作ってますけど!」
「大体…友達なんて作るってことがまず私にはわかんないよ」
「友達ってのは作っていくもんだろ!」
「違うわよ!
友達ってのは作ろうと思って作るものじゃないでしょ!
気の合う人と出会って友達になっていくものでしょ!
作るんじゃなくてできるものなの!」
「何お前ムキになっちゃってんの」
最近の私は情緒不安定だ
ユウマにも当たってしまって、せっかくユウマが私のことを思ってとミク達にも色々言ってくれたり仲を取り持とうとしてくれてるのに