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みにくいオンナノコ
第17章 ・・・17
「きゃぁっ!」
私は目を瞑って下を向いているとミクの叫び声が聞こえた
「ごめんね、今取り込み中でさ」
ユウは私の泣いてボロボロの顔を上にあげて笑った
「え…サエ…?」
顔は上げられても目を開けることができない…怖い…
ヒロがどんな顔をしてるのかも
ミクがどんな顔をしてるのかも
全部全部
何も見たくないし聞きたくなかった
「この子…君の友達?」
「あんた…サエに何やってんのよ!」
「ちょっと待ってよ、俺ら元々こういう関係だから」
「サエ!大丈夫!?」
「ごめん、ミク…」
「縄、ほどいてあげるから!」
「ミク」
ミクが私の腕の紐に手をかけようとしたとき
ヒロの声がした
「ヒロも何やってんの!早く助けてあげなきゃ!」
「馬鹿野郎かお前は
今お楽しみ中だっつってんなら邪魔しちゃ悪いだろ
行くぞ」
…え
「あれ、ヒロ君、元気にしてた?」
「どこの誰だか知らねぇけどとりあえずそのモノしまってから
話かけてくれるか」
「悪い悪い、俺のこと覚えてないの?」
「知らねぇよ、お前のことなんか
おい、行くぞミク」
「ちょっ…ヒロ…!サエは!?」
「そんな、誰にでも股開くような女知らねぇよ」