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みにくいオンナノコ
第17章 ・・・17
ヒロはミクの手を引っ張って行ってしまった
「あーあー…嫌われちゃった…かな?」
ヒロのあんな冷たい顔…
あんな顔見たことなんてなかった
「でも残念だなー、もっと怒って殴りかかってくると思ったのに」
呆然とする私なんてお構いなしのようにズボンを履いてチャックをするユウは何事もなかったかのように私の腕の紐をほどいた
「サエちゃんがヒロのものじゃないなら俺、興味ないし
じゃ、落ち着いたら戻ってきなよ?バイバーイ」
そう言い残して出て行くユウを見つめながらその場に座り込み
ただただ止まらない涙で床を濡らした