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第20章 ・・・Final episode

周りの目なんか全然気にしてないくらいに私は思い切り
ヒロに抱きついた




「ヒロっ！ヒロッ…っ」



子供みたいにワンワン泣いて、子供みたいにジタバタして
子供がお母さんにしがみついてるみたいにヒロにしがみついて




「だからー…俺の話聞けって」




「だって…だってぇぇ…」




「あの時、お前が…俺じゃなきゃイヤってんなら
いつでも戻ってこいって言おうとしたんだよ俺。

だけどお前はバイバイって返してきたからもう二度と
ないんだろうなって正直思った



俺はお前のこと彼女じゃないって言ったよな
彼女ってさ
いつか別れてしまうような気がして、正直好きじゃないんだよ


手に入れてしまえば今度は失う怖さが俺は耐えらんねぇ



だからペットなんて言って意味わかんねー関係だったかも
しんねーけど…

俺はほんとにお前のこと大事にしてたんだ」