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第5章 ・・・05

実際ヒロから連絡が途絶えたことはたしかだし、正直もう連絡する気がないのなら仕方ないしこっちから催促することもない


今までも自分から送ったことはない



「あれ？サエコちゃん…だっけ？」


え？


校門を出ようとするとどこか見覚えのある顔の男子２人だ




「どこかでお会いしましたっけ？」


「えー、忘れちゃったの？あんなに仲良くしたのに！」



…あ


「カラオケの…」


「そうそう！
やっと思い出してくれたんだねー」


「ところで、最近ヒロのこと見ました？」


「最近あいつ学校来てねんだよーなんか知ってる？」


「いえ、私は全然連絡も取ってないので…」


「あれ、ヒロと付き合ってんじゃなかったけ？」


「付き合ってはないです
そういう話にもなってませんし」


「あ、そうだったんだ！
俺らてっきり付き合ってんのかと思ってた！」




みんなしてなんなのよ…



「じゃ、失礼します」


「あー！ちょっとちょっと！！



今から俺らとデートしない？」