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みにくいオンナノコ
第6章 ・・・06
学校が終わるとヒロの待っているファミレスへと向かった
「お待たせ」
「ちょい遅」
「ごめん…」
「まぁいいや、とりあえず飯でも食ってから行く」
ヒロは先に何かを頼んでいたらしくてそれを食べながら私にメニュー表を渡した
「ねぇ、なんで今日は私の家に来ようと思ったの?」
「なんとなく。別に意味はない」
「そっか…」
「親いんの?」
「まだわかんないんだ
お母さんのパートのことは毎日把握してるわけじゃないし」
「お母さん…とかまだ言っちゃうんだ」
ヒロはハンバーグにかじりつきながら少しだけ鼻で笑った
「ヒロはじゃぁお母さんのことなんて呼んでんの」
「俺の親2人共いねぇし」
「え?この前行かせてもらった家は?」
「あれは親が俺にって残したったんだよ
全く会わねぇけど毎月銀行には生活費とか学校で必要な金だけ入れてくれてる
便利な親」
「そうなんだ…なんかごめんね…」
「なんつって
全部嘘」
「もー!信じちゃったじゃん!」
「人のこと色々信用しすぎ~」