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それでも・・愛してる
第14章 充実した休暇・・・あの親子と

一瞬の沈黙にタイミングを合わせるように、
注文した料理が運ばれてきた。
優太くんの意識はノートからお子様ランチへと移った。

滝川さんは料理には視線を落としただけで、
再びまっすぐな眼差しで私に語りだした。


・・だけどそれがよけいに彼女を苦しめたようです。

自分のしたことが自身で許せなくなってしまったようで・・

よけい辛かったようで、私が仕事でいない間に家を出て行ってしまったんです・・


「そうだったんですか・・でもそれが今回の部屋探しとどういう関係が?」

出て行った妻を待つ、というのはわかる。
けどどうして新しい住まいを探すのか?
引っ越ししてしまったら帰ってこられないではないか。


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