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それでも・・愛してる
第2章 新しく進む道・・
「あ、もしもしお姉ちゃん?あのね、お義兄さんの紹介してくれた不動産屋で
働くことが決まったわ」
「ほんと?決まったの?よかったわね!まぁ大丈夫だろうとは思ってたけど。
で、いつから働くの?社員で?」
「ううん、最初はパートで働くことにしたの。
だって、やってみてからじゃないとわかんないし。でね、4日後から仕事なの」
「そっか、そうね、何事も経験してみないとわからないものね。
とにかく、頑張ってみなさいよ」
「うん、ありがと。お義兄さんにもお礼言っておいてね。
落ち着いたらまた、じゃあね」
にぎやかなショッピングモールのベンチに座り、さっそく姉に電話で報告した。
誰かにしゃべると気持ちがもっと膨らんでいく。
明るい気持ちが。
そうだ、みんなにも報告して。誰か今夜付き合ってくれるヤツいないかな・・
今夜共に祝杯をあげてくれる誰かに期待を込めて、
いつもの4人にメールを一斉送信した。