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想いの声 心の声
第29章 未送信ボックス
待っててほしいなんて言えるわけがなくて
迎えに来るなんて事は絶対にないと想うのに……
到着時刻を知らせるメールを書いた!
未読や既読を見る勇気はないから
敢えて普通のメール。
もしも宛先不明で送れなかったら─
それはそれで諦めもつく……
自分の我が儘を押し通した結果
未送信ボックスには数え切れないほどのメール
何度も書いては消して…結局送れなかった。
これで最後にしようと覚悟を決めた……
最後のメール
【送信しました】