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第33章 でっかい愛

僕なんかと一緒になってくれてありがとう。


取り柄なんてなんも無くて……昔から友達にはこう言われていた！


〝一緒にいると楽しい、でも……〟


でも……それだけ。


友達以上、恋人未満。


恋人？それはムリ


そんなの有るわけ無いって……


そんな僕なのに、君だけは違ってた！


いいの僕で？


嬉しいけど……なんで僕なの？


何か他に意味が有るのかと疑ってしまう


だって、見た目も悪いし金だって持ってないよ？


「人は見た目じゃないでしょ、ダメなの？」


ダメじゃないさ、ただ怖いだけ。


僕はもう君に夢中で─失うのが怖いから


キズが浅いうちに…今ならまだ耐えられるから


「バカね」って君は笑うけど！


だって僕だよ？恥ずかしくない？


友達に笑われるかもしれないし……


「怒るわよ」………ごめん。


もう言わないから──


最後にひとつだけ聞かせて


僕のどこを気に入ってくれた？


「………全部」


うそでしょ？


「好きなるのに理由がなきゃダメなの？」


どうしても理由をつけるなら…………


「全力で向かって来るところ、かな」


そう、僕にはそれしか出来ないから


後悔させないように……


俺なりに精一杯君だけを愛し続けることを誓うよ！


こんな俺だけど……宜しくね。


end