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失恋キューピッド
第2章 衝突
冷たい水で顔と手を洗ってスッキリすると、気分も少し回復する。
そして愛弓はポケットからラップに包んだクッキーを取り出し、二つに割れてしまった そのひと欠片を口に入れた。
「なに食ってんの?」
「むぐッ!?」
突然 背後からかけられた声に驚いた愛弓は、味わうことなくクッキーを飲み込んでしまう。
「あああ…もったいない」
「お、クッキーか、ひと口ちょーだい」
愛弓の了承も得ず、ヒョイと残りのクッキーを摘まんだのは…
「川瀬センパイ!?」
男子部の部長である川瀬晃弘だった。
そして愛弓はポケットからラップに包んだクッキーを取り出し、二つに割れてしまった そのひと欠片を口に入れた。
「なに食ってんの?」
「むぐッ!?」
突然 背後からかけられた声に驚いた愛弓は、味わうことなくクッキーを飲み込んでしまう。
「あああ…もったいない」
「お、クッキーか、ひと口ちょーだい」
愛弓の了承も得ず、ヒョイと残りのクッキーを摘まんだのは…
「川瀬センパイ!?」
男子部の部長である川瀬晃弘だった。