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第5章 ＊＊深之side＊＊

第三者の口から改めて言われるとグサッとクルな…

「で、でもさ、今お前モテ期だし！リハビリに、この中の誰かと付き合ってみれば？」

シンジはパンパンになった黒いトートバッグを指してニヤついた。

「本命がダメだからコッチ、なんて器用なマネできねーよ。大体、こいつらだって本気じゃないだろ」

「んなこと、ヤッてみなけりゃ分かんねぇじゃん」

「シンジ…そういう言い方は誤解を招くぞ？」

「いや、誤解っつーか、そのまんまのイミで言ってるぞ、オレは」

「え？」

「後腐れないの紹介してやるからさ、一回ヤッてみろって！ヒトカワ剥けて、セカイが変わって見えるぞ？」