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失恋キューピッド
第5章 **深之side**
『急でビックリさせちゃったかな?でもね、たぶんキミがアユミちゃんに抱いてる“好き”って気持ちは恋愛感情じゃなくて、年上のお姉さんに対する“憧れ”だと思うんだ。アユミちゃんには僕という彼氏ができたことだし、これをキッカケにミユキちゃんも学校の…』
はっきり覚えているのはそこまでで、気がついたら俺は声の主を見下ろして立っていた。
「人の気持ちを勝手に決めつけんじゃねぇよ」
「ミユキ!?」
「え、ミユキ?え、男ッ?」
アユミと男は俺を見て目を丸くする。
「年上とか年下とか関係ないだろ!俺はずっとアユミを、アユミだけを…」
好きなんだ、と続けるつもりが、俺の袖口を引っ張って不安そうな顔をするアユミを見て言葉に詰まる。
はっきり覚えているのはそこまでで、気がついたら俺は声の主を見下ろして立っていた。
「人の気持ちを勝手に決めつけんじゃねぇよ」
「ミユキ!?」
「え、ミユキ?え、男ッ?」
アユミと男は俺を見て目を丸くする。
「年上とか年下とか関係ないだろ!俺はずっとアユミを、アユミだけを…」
好きなんだ、と続けるつもりが、俺の袖口を引っ張って不安そうな顔をするアユミを見て言葉に詰まる。