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失恋キューピッド
第6章 〜晴世side〜
(もしかして『ミユキちゃん』て、ソッチの気があるのかしら?)
──そんな私の下世話な予想は半分当たりで半分外れていたことが、十数分後に判明することになる。
ノートを手に矢野さんと晃弘を追いかけた私は、二人の姿を駅前のドーナツ屋で発見した。
中に入ると晃弘が電話をかけていて…
「実はアユミちゃんと付き合うことになったんで、彼女と仲良しのミユキちゃんには報告しておかなくちゃと思ってね」
私はこの場所に来た目的も何もかも頭から吹き飛び、ただ呆然と立ち尽くしてしまう。
…今なんて言ったの、晃弘?
──そんな私の下世話な予想は半分当たりで半分外れていたことが、十数分後に判明することになる。
ノートを手に矢野さんと晃弘を追いかけた私は、二人の姿を駅前のドーナツ屋で発見した。
中に入ると晃弘が電話をかけていて…
「実はアユミちゃんと付き合うことになったんで、彼女と仲良しのミユキちゃんには報告しておかなくちゃと思ってね」
私はこの場所に来た目的も何もかも頭から吹き飛び、ただ呆然と立ち尽くしてしまう。
…今なんて言ったの、晃弘?