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失恋キューピッド
第6章 〜晴世side〜
「だって『好き』になったら、その人のことを考えるだけでドキドキしてキュンとなって時にはキャーッて叫んでジタバタしたくなることでしょう?ミユキといても、そんな気持ちになったこと一度だってないですもん」
「なに言ってるの、そんな甘い感情だけが『好き』だと思ったら大間違いよ?本当に『好き』になったら、心臓がギュッてなって胸が苦しくて眠れない夜だってあるの!私が好きになった人なんてビックリするくらい鈍感だから、泣かされてばっかりよ」
「おい、ハル、いつの間にそんな男ができたんだ?」
私は『あんたよ!』という言葉をかろうじて呑み込み、ひとまず無視した。
「とにかく、気楽にキャーキャー騒いでるうちは、アイドルに対する憧れと大差ないわ!」
「そ、そんなぁ」
「なに言ってるの、そんな甘い感情だけが『好き』だと思ったら大間違いよ?本当に『好き』になったら、心臓がギュッてなって胸が苦しくて眠れない夜だってあるの!私が好きになった人なんてビックリするくらい鈍感だから、泣かされてばっかりよ」
「おい、ハル、いつの間にそんな男ができたんだ?」
私は『あんたよ!』という言葉をかろうじて呑み込み、ひとまず無視した。
「とにかく、気楽にキャーキャー騒いでるうちは、アイドルに対する憧れと大差ないわ!」
「そ、そんなぁ」