この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
失恋キューピッド
第6章 〜晴世side〜
自分も片想い歴が長いせいか、つい高石君に同情して言い方がキツくなってしまう。
「あたしは、ただミユキのお菓子が誉めてもらえるのが嬉しくて…ミユキのことを自慢したかったのかもしれません」
矢野さんは涙声になり、
「ごめん、俺がつまみ食いしたのが発端だよな?なんか全部、俺のせいな気がしてきた」
晃弘まで頭を抱えて呻く。
「ちょっと止めてよ、私が意地悪してるみたいじゃない!」
「痛てッ」
晃弘の頭をポカッと殴ってから、
「矢野さん、それって貴女も高石君のことを好きってことじゃないの?」
さっきから思っていたことを彼女にぶつけてみた。
でも、
「あ、それは無いです」
矢野さんはキッパリと、そう断言した。
「あたしは、ただミユキのお菓子が誉めてもらえるのが嬉しくて…ミユキのことを自慢したかったのかもしれません」
矢野さんは涙声になり、
「ごめん、俺がつまみ食いしたのが発端だよな?なんか全部、俺のせいな気がしてきた」
晃弘まで頭を抱えて呻く。
「ちょっと止めてよ、私が意地悪してるみたいじゃない!」
「痛てッ」
晃弘の頭をポカッと殴ってから、
「矢野さん、それって貴女も高石君のことを好きってことじゃないの?」
さっきから思っていたことを彼女にぶつけてみた。
でも、
「あ、それは無いです」
矢野さんはキッパリと、そう断言した。