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心雨~愛を探して~
第6章 お出掛けという名のデート
あれから数日後、村山から連絡があった。
今日は、村山とのお出かけ……これはデートと言ってもいいのだろうか。村山の彼氏は、唯一の親友と遠くに出かけているらしい。
あれから東京のことは暇な時間に大体は把握した。けれど、村山と東京を回りたくて、このことは内緒にする。
「お待たせっ!」
待ち合わせ場所に来た姿を見て、思わず目を逸らす。村山は、赤いワンピースに黒のコートにマフラー、ロングブーツ。ぱっちりとしたマスカラにほんのりピンクな頬に赤いルージュ。偶然再会した時のノーメイクにスエット姿とは別人のようだ。
「……可愛い」
「ありがとっ! じゃ、行こっか!」
俺達は自然に手を繋いで歩き出した――。
今日は、村山とのお出かけ……これはデートと言ってもいいのだろうか。村山の彼氏は、唯一の親友と遠くに出かけているらしい。
あれから東京のことは暇な時間に大体は把握した。けれど、村山と東京を回りたくて、このことは内緒にする。
「お待たせっ!」
待ち合わせ場所に来た姿を見て、思わず目を逸らす。村山は、赤いワンピースに黒のコートにマフラー、ロングブーツ。ぱっちりとしたマスカラにほんのりピンクな頬に赤いルージュ。偶然再会した時のノーメイクにスエット姿とは別人のようだ。
「……可愛い」
「ありがとっ! じゃ、行こっか!」
俺達は自然に手を繋いで歩き出した――。