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スイーツ天使に甘いKissを 番外編
第3章 ハネムーン
しかし、その横で冠くんは、
ちょっと困惑気味に小さく瞳を泳がしていた。

ジョージさんも加わった食事は、
すごく賑やかで、本当にどれもが美味しかった。

それにしてもジョージさんは、
さすがは、今はお父様の会社の重役というだけあって、
話も巧みで楽しく、おまけにとても気さくで人懐っこい人柄が、
なんとも魅力的だ。

そして、そんな彼に引っ張られるように、冠くんも少しずつ打ち解けていった。

こうして楽しい食事が終わると、ジョージさんは私たちと握手をして、


「また、最後の日に空港に伺いますね」


真っ白な歯を覗かせて、笑顔で自宅へ帰って行った。
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