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秘密のキスは蜜の味【完結】
第31章 離さないでよ……
***
「はぁ~」
これで…良かったんだよ。
葉瑠は……今頃泣いてるんだろうな
ごめんな、俺が護るって言っときながらこんな事になって!
誰にも渡したくなんかないけど……でも誰かがそばにいたら安心だろ?
俺が葉瑠を護ってやりたかったけど、今の俺じゃそれが出来ないから…ごめんな葉瑠。
グッ─ウッ…ゴメン「くそっ!」
───///
ウ~ン……ウン……ハルッ、──ハッ!また同じ夢。
あの日から、なぜかよく夢を見るようになった。
いつも葉瑠が俺に手を延ばして泣いてるんだよ!
葉瑠が泣いてるから手を延ばすのに全然掴めなくて必死になってると、横から誰かが葉瑠を連れてっちゃうんだ。
眼が醒めるとどうしようもなく苦しくて……
もしかして葉瑠はまだ泣いてるの?
そんなことないよな?……もう3ヶ月も経つんだ。
きっと吹っ切れて仕事を頑張ってるに違いない!
たとえ泣いても俺が見た夢のようにもう隣に誰かがいるかもしれないし。
きっとソイツが泣きながら眠る葉瑠の髪を優しく撫でるんだよ……
「ぐゎぁ~!はぁ~女々しいな俺」
自分から言い出した事なのに、勝手に想像して嫉妬してるなんて!
♪ヴーヴヴゥー♪ーヴヴー
またか。だいぶ減ったけど、こんなに執念深く掛けて来るのは一人しかいないから。
最初は葉瑠からも頻繁に着信があったけど、最近はそれもなくなった!
着信があっても出ないんだから当然なんだけど、葉瑠からの連絡が減ってくると寂しくなるんだよ。
自分勝手だよな……なんだよもう諦めたの?って……そんなことを想う自分がイヤんなるわ。
「はぁ~」
これで…良かったんだよ。
葉瑠は……今頃泣いてるんだろうな
ごめんな、俺が護るって言っときながらこんな事になって!
誰にも渡したくなんかないけど……でも誰かがそばにいたら安心だろ?
俺が葉瑠を護ってやりたかったけど、今の俺じゃそれが出来ないから…ごめんな葉瑠。
グッ─ウッ…ゴメン「くそっ!」
───///
ウ~ン……ウン……ハルッ、──ハッ!また同じ夢。
あの日から、なぜかよく夢を見るようになった。
いつも葉瑠が俺に手を延ばして泣いてるんだよ!
葉瑠が泣いてるから手を延ばすのに全然掴めなくて必死になってると、横から誰かが葉瑠を連れてっちゃうんだ。
眼が醒めるとどうしようもなく苦しくて……
もしかして葉瑠はまだ泣いてるの?
そんなことないよな?……もう3ヶ月も経つんだ。
きっと吹っ切れて仕事を頑張ってるに違いない!
たとえ泣いても俺が見た夢のようにもう隣に誰かがいるかもしれないし。
きっとソイツが泣きながら眠る葉瑠の髪を優しく撫でるんだよ……
「ぐゎぁ~!はぁ~女々しいな俺」
自分から言い出した事なのに、勝手に想像して嫉妬してるなんて!
♪ヴーヴヴゥー♪ーヴヴー
またか。だいぶ減ったけど、こんなに執念深く掛けて来るのは一人しかいないから。
最初は葉瑠からも頻繁に着信があったけど、最近はそれもなくなった!
着信があっても出ないんだから当然なんだけど、葉瑠からの連絡が減ってくると寂しくなるんだよ。
自分勝手だよな……なんだよもう諦めたの?って……そんなことを想う自分がイヤんなるわ。