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秘密のキスは蜜の味【完結】
第31章 離さないでよ……
なんか凄くヤらしく見えるよ…会話を楽しみながらスカートのファスナーを下ろすとストンと落ちる。
「あっやだ!」
エロっ!身に付けてるのはズレたブラジャーだけって……
「やだ手放して」
「なんで?放したら隠すだろ?見たい、見せて」
恥ずかしくないよ…今まで散々見てるだろ。
葉瑠のこんな乱れた姿を見るのは久しぶりだ。
「眼…瞑ってごらん、そしたら恥ずかしくないだろ?」
見られてるって思うから恥ずかしいんだよ。
やだ怖い。鏡也君…変なことするもん。って!
失礼だな!なんちゅ~事言うんだよ。
また葉瑠が俺の所に帰って来てくれたんだ…優しくしてやらなきゃいけないんだけど……
いちいち可愛い反応するから、つい意地悪したくなる!
シュルシュルー 変な事って……こういう事?
ネクタイを外し葉瑠の手首を軽く縛った。
「あ~やだ!」
俺の隙をついて壁側を向いて固まってる。
そんなの無駄だよ、逃げてるつもり?
背中を向けたら俺のやりたい放題だけど…しかも手を縛られてんのに。
縛った両手を壁に押し付け、うなじにくちづける。
指で脇腹をなぞりゆっくりその手を前に移動させた…
「アン…くすぐったい」こら静かに!
「んっだって…」
うなじから肩に唇を這わせ…掌全体で胸を包んで大きく揉みほぐす。
「ぅ、んっ…」
柔らかいこの感触。俺の手によく馴染む……
葉瑠は首を竦ませながら執拗に身体を捻る。
「クスッ…葉瑠?くすぐったいのか感じてるのかどっち?」
「っぅ……どっち、も、」
声をひそめてどっちもって!可愛すぎるだろ。