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秘密のキスは蜜の味【完結】
第7章 逢いたくて逢いたくて
「葉瑠に逢いたい。葉瑠は? んっ?」
「……ンッ…」
「葉瑠?」
「ウン……ンッ…あ……ぃ…たぃ!」グスッ…ウェ…
鏡也君の言葉を聞いたら我慢出来なくなった。
「葉瑠……うん逢いたいね。逢おうね」
「…………んっ…………グスッ…グスッ…」
****
やっぱり葉瑠はひとりで泣いてたのか?
葉瑠の言葉に愛しさが込み上げる。
今すぐにでも行って抱き締めたい!
早く何とかして休みを取らなきゃ─
頭の中でスケジュールを思い出してみた……
今週末は厳しいな─
ゆっくり出来そうなのは─
確実なのは3週間後だな!…
「葉瑠?あと3週間待てる?─イヤ2週間!2週間後に何とか休み取って逢いに行くから」
ごめんな、すぐにでも行きたいけど……
「…きょう…や君?私が…行く。いい?行っても」
へっ?…来れるの?
「─金よぅび…本社に…行くの。30分だけ……でいい…から…逢いたぃ」
「ほんと?金曜日だね。わかった何とかするから」
「……んっ!忙しぃ…のに、ごめっ…んね」
葉瑠…?
俺も逢いたいんだから…ごめんなんて言うな!
正直今週末は忙しさもピークだが葉瑠が逢いたがってくれた事がめちゃくちゃ嬉しい。
30分だけでいいからって言うけど…
それだけで我慢なんて出来るわけないだろ!
明日から毎日徹夜して、絶対時間作るから─
もうちょっとだけ我慢して!