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秘密のキスは蜜の味【完結】
第9章 どうしたらいいの?
仕事が忙しいのに私が逢いたいって言ったから……
鏡也君ごめんね!
もっと、一緒に居たかったけど私がいたら鏡也君が仕事が出来なくなるね! きっと。
笑顔で帰ろうって決めてたけど…
やっぱり泣いちゃった!
だめだね!私…泣き虫で…
鏡也君の前で泣いてばっかだ。
しっかりしなきゃ。
それに……好きって言っちゃったし!
ずっと気持ちを抑えて…誤魔化してきたのに
祐輔が大切なのは変わりない──けど
駄目だよね? このままじゃ
祐輔とは終わりしなきゃ…
もうこれ以上気持ちを誤魔化して祐輔のそばにいるわけにはいかないもの!
あとで祐輔に会えるか聞いてみよう
ちゃんと話さなきゃ!
****
祐輔……忙しいのかな?
何度も連絡してるけど連絡が取れない。
珍しいな休日なのに連絡がないなんて……
♪~♪~♪
真夜中に祐輔からの着信で眼が覚めた!
「葉瑠…ごめん、連絡出来なくて」
「ううん、いいの仕事だった?」
「あぁ…!」
「葉瑠…何度も着信あったけど、どした?」
「あっ、あのぅ…話があったんだけど…」
何か祐輔の様子がおかしい。
いつもと違うような気がする。
「祐輔?…どうかしたの?」
「……葉瑠…逢いたい!出てこれない?」
「えっ、今から?!」
「…………葉瑠…お願い…そばにいて」
祐輔の言葉に不安になった。
「逢いたいんだ」
「うん……わかった」
なにかあったの?