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秘密のキスは蜜の味【完結】
第3章 ごめんね…すぐに忘れるから

家に帰って荷物の片付け…お土産の袋を前に、ため息が出ちゃう!

「はぁ~」…お土産─祐輔にはいつ渡そうか?


帰ってきたら会いに行く予定だったけど───


会いたいけど……会いにくいなぁ‼

でも今日渡さないとまた来週末になっちゃう。

明日はもう会社だし!

最近の祐輔は忙しくて中々ゆっくりできないから…
はぁ~どうしよう!

ちよっとヤキモチ妬きの祐輔、今回英美ちゃんの所に行くって伝えた時もあんまり良い顔はしなかった。

「2泊もするの?」

「うんダメかな。
こんな機会は滅多にないから─」

お祝いだからって何とか行かせてもらったけど!

当然誰が来るかわからないパーティーをするなんて…とてもじゃないけど言えなかった。


♪~♪~♪んっ? メールの着信音
英美ちゃんからだ。

【葉瑠ぅ…無事着いた~?─今度遊びに来たらまた鏡也君も誘って遊びに行こうね♪~♪鏡也君ったら葉瑠の事、相当気に入ったみたいだしね。 ウフッ】


何このメールは?
英美ちゃんったら、なんて返信すればいいか困るじゃない‼

まさかキスされたなんて言えないし。


《着いたよ。ははっ……そうだね。鏡也君はそんな事思ってないと思うけど──また遊びに行くよ…》


無難にこんな感じていいかな?

まったく…英美ちゃんは人の気も知らないで!


ピッ! 送信!

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