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秘密のキスは蜜の味【完結】
第3章 ごめんね…すぐに忘れるから

メールを送りベッドに寝転んだ。
暫くぼんやりしてるとまたメールの着信音

♪♪~♪♪

んっ?英美ちゃんから返信かな?
あ?違った…祐輔

【もう帰って来た? 今日会える?…】

祐輔からのメールにドキッとした。

なんだか後ろめたくて……なんて返そう!


なかなか返事が出来なくて…


だいぶ時間が経っちゃったけど─
もう返事しないと……


《ごめん。メール今気がついた!帰ってきたよ。》


♪~♪するとすぐに祐輔からの着信。

「お帰り。楽しかった?」

「葉瑠会いたいよ……今から会える?」


「──ん~楽しかった! 英美ちゃん幸せそうだっよ。祐輔にお土産買ってきたから……あとで持ってくね‼」

「迎えに行こうか?」

「ううん。大丈夫。ちょっと疲れたから少し休んだら行くから楽しみに待ってて」


…って時間を引き伸ばしたって変わらないけど

最後の悪あがき──だな!



*****
ふぅ~!
よし
──♪~ピンポーン───


ガチャ 玄関が開いて祐輔が笑顔で迎えてくれた
けど……つい目を逸らしちゃった。

〝んっ? どうした?〟
首を傾げて覗き込む祐輔に腕を引かれて抱き留められた!

「葉瑠? 会いたかったよ」
「うん。ごめんね!」

「週末…葉瑠がいなかったからやることなくて仕事しちゃったよ!お陰で来週はゆっくり出来そうだから…どっか遊びに行こ?」

「あっ─そうなの?じゃ楽しみにしてるね」

動揺して作り笑いになっちゃった。

「葉瑠?…どした?」

私の様子に祐輔が敏感に反応するから焦っちゃう!

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