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秘密のキスは蜜の味【完結】
第12章 ゼロから始めよう

観覧車なんて何度も乗ったことあるのに……
こんな事初めて!

パーク内にある公園の木々の背丈を追い越すと、向こうにキラキラと光る色とりどりのネオンが見えてくる。

「うわっ。凄いよ鏡也君見て!綺麗」

「ほんとだ。すげ~な」

そう言えば…前の時は曇っててよく見えなかったって英美ちゃんが言ってたっけ…

なんとなくだけど……いろんな事がクリアーになって今日がいいタイミングだったのかもね?─

「葉瑠…なに考えてんの?」
鏡也君が私の隣に移動してきた。

「んっ?すごいなって」
「夜景?」

ううん。綺麗な夜景の下にね~たくさんの人が居るじゃない?

その中でたった一人の人と出逢って恋に落ちるなんて凄くない?

「そうだな!葉瑠は彼氏が居たし普通ならそこで諦めるよな?……」

「危ないヤツだったな?俺」アハハ。

「でも諦めなくて良かったよ!」うん。ニコッ。

待っててくれてありがとう鏡也君。


二人で顔をくっ付けて外の景色に感動する。



「んっ?…鏡也君。なに?」

隣にいる鏡也君の視線に気付いて振り向いた──

「俺…何があっても葉瑠を離さないから覚悟して」

逃げても追い掛けるからね…って逃げるわけないよ

「………うん…!」

クスッ……チュッ… 私の大好きな鏡也君のキス。

「葉瑠…好きだよ」

「─私も好き。鏡也君が大好き。」ギュッ。

ずっとずっと一緒に居られたらいいのにね!

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