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秘密のキスは蜜の味【完結】
第13章 ふたりの休日……
もうすぐ年が明ける!
今年は大きな出逢いと別れの年だった。
たくさん泣いたけど来年はずっと笑っていられたらいいな。
5・4・3・2・1
「明けましておめでとう!」「おめでとー」
「今年もよろしく」
ヒロちゃんの美味しいご馳走を頂いてもうお腹一杯
「年越し蕎麦忘れてた。食べるか?」
ムリ食べられないよ!
鏡也君は飲みすぎてソファに凭れて今にも寝そう。
「片付けは明日やればいいよ葉瑠ちゃん」
「でもこれだけ…もう終わるから」
洋子さんが鏡也君の前のお部屋にお布団を敷いてくれた……
「葉瑠ぅ~まだ?寝るよ♪」はいはい!待ってね。
「クスッ葉瑠ちゃん、もういいわよ!」
はい……あとこれだけ。
「葉瑠ぅ♪、早く~」待って。
「鏡也。葉瑠、葉瑠うるせ~ぞ。先に寝てりゃいいだろ」
「チッ」フフッ……ヒロちゃんに怒られてる!
よし終わった。あとは大丈夫かな?
「葉瑠ちゃんありがとー助かったわ」
「鏡也。終わったってよ!ひとりで寝れねぇ~のかよガキだな」
「鏡也君ほんと変わったわね」
「まったくな俺もビックリだわ」
………そうなの?鏡也君!
「葉瑠ちゃん。ほんとに鏡也でいいのか?これから大変だぞ」
アハハハ……頑張ります!
鏡也君たくさん飲んだね、
「大丈夫?」
「大丈夫だよ」そうかな?
「あっ葉瑠ちゃん。部屋に着替えとか適当に置いといたからと使ってね」
洋子さんありがとう!
「行くよ葉瑠♪」あっうん。
酔ってる鏡也君はヒロちゃん達の前でも平気で指を絡めてくるから恥ずかしいよ。