この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第13章 ふたりの休日……

「あっ鏡也」
「今日はおとなしく寝るんだぞ。洋子もいるんだから…俺の言ってる意味わかるよな…分かったか?」
ヒロちゃんが鏡也君に声を掛けてニヤニヤしてるんだけど……
「…………うるせ~よ。行くよ葉瑠」
えっ?なに?なんの話し!
「なんでもないよ」
あっおやすみなさい!
「葉瑠寝るよ早くおいで」うん。
─────・・・
バタン……。
鏡也君は布団に入るとすぐにキスしてくる。
「ちょっと鏡也君ここお家じゃないからダメだよ」
「なんで?この前まで家だったけど」
でも今は違うでしょ?
向かいの部屋にはヒロちゃん達が居るんだからね。
「今日は大人しく寝ようね?」
「どうして?声出さなきゃ分かんないよ」
絶対ダメだから!
「鏡也君明日ね、明日にしよ?」
「んっ…じゃキスだけ、それじゃいいでしょ?」
私に覆い被さってキスしてくる!
抵抗しないとすぐ手が動き出すから必死に腕を押さえた……
今日だけは絶対拒否しなきゃ!
「葉瑠ぅ…痛たっ」あっごめん!
唇に吸い付かれ鏡也君が舌を入れようとするから、思わず噛んじゃった。
「葉瑠、酷いことするな」
痛かったよね…ごめんね!
だって鏡也君止まんなくなっちゃうでしょ?
「明日は今日の分も覚悟しろよ葉瑠」……アハハ。
ようやくおとなしくなった鏡也君。
私に腕枕してくれて顔を寄せてくる。
「はるぅ……」
な~に?………あれっ?もう寝てる。
今日はたくさん飲んだからこのまま大人しく寝るね?良かった。
フフッ。
「でも痛かったよね、ごめんね鏡也君…おやすみ」

