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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy

たぶん食べ過ぎ。
美味しいし嬉しくてたくさん食べちゃったから

それにね?…

ナカに出したってのは昨日だから─
それで妊娠はいくらなんでも早すぎだよ!

「あっそうか」………? なんだかガッカリしてる?

「俺もしかしたらって、思ったらちょっと嬉しかったんだけど」

──鏡也君……

そうなの?…ありがとう。
鏡也君の言葉が私も嬉しくて…ギュッって抱きついちゃった。

「葉瑠もしも…できたらちゃんと言うんだぞ」うん

なんだかとっても嬉しい。

「さぁ葉瑠、風呂入ろ」
「あの~鏡也君?…今日は……その」

「わかってるよ!今日はおとなしく寝かしてやる」

ありがと。「でも風呂は一緒に入るよ」

「葉瑠はすぐ逆上せるから危ないんだよいいね?」

はい。


───────
ピチャッ。ポチャン。

私は今うしろからだっこされて鏡也君の膝の上。
「もう痛くない?」

「たまにキュッってなるけど大丈夫みたい。ごめんねせっかく作ってくれたのに殆ど吐いちゃった」

「それはいいんだけど、ムリして食べるから……」
「ムリじゃないよ。ほんとに食べたかったの」

ほんとだよ!誤解してほしくなくて振り返って言うと…「うん。分かったから」クスクス。

むっ!ほんとだもん。

「は~る。そんな顔しないの。可愛い顔が台無し」

鏡也君は振り返った私の頬を指でツンツン。

だって!─
「また作ってあげるよ」

ほんとに?…あぁ。ほんと!

さぁ、出よ!…また逆上せちゃうぞ。

あっうん。

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