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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
「葉瑠、鏡也君は大丈夫だよ。きっとあの小娘が我が儘言って困らせてるんだよ」
「そうそう鏡也君優しいから」
…………うん。そうだね!…
英美ちゃん真司君ありがとう。またね!
「さて!葉瑠ちゃん飲も」
洋子さんとヒロちゃんの3人でまた飲みだした。
二人は私を心配してたくさん笑わせてくれるの。
気を使わせてちゃってごめんなさい!
─────
「洋子しゃん♪この前はほんとにビックリしたんだから~」
「やっぱり聞こえてたんじゃない」
「ほらみろ!洋子の声デカ過ぎなんだよ」
飲み過ぎて─ついこの前の事を喋っちゃった。
「眠れなかったんだから~♪」
ごめんごめん!
「鏡也君がね♪ヒロちゃん達ヤッてるぅとか言ってね~♪」キヤハハハ
「ヒロユキ飲ませ過ぎよ」
「しょうがね~だろ」
たくさん飲めば飲むほど寂しくなって鏡也君に逢いたくなっちゃうの。
「しかし鏡也おせ~な。美咲ちゃんとなんかあったのかな、電話くらいしろっつぅ~んだよ」
「ちょっとヒロユキ」
「あっ葉瑠………ちゃん」グスッ…ウエッ…
「何で名前出すかな~もうっ」悪りぃ…!
ヒロちゃんと洋子さんが心配するから一生懸命笑ってたのに……ダメだ!
「ヒック……ヒック…ウエッ……ンもっ……帰る」
「あっ葉瑠ちゃんもう帰ってくるよ!ねっ?」
もういい帰る!──
帰ろうとイスから立ち上がった……
──あれっ?グルグル廻ってるよ
「洋子しゃん。目が廻る」
「えっ?あっ葉瑠ちゃん」
ガシャン。「キャー。葉瑠ちゃん!」